1.推 法
推法とは、指・手掌・肘などで T経穴・患部などの各部位を単一の方向に推し動かす手技です。上から下へまたは左から右へ、一方向に動かしていきます。
2.拿法
拿法とは掌全体で筋肉をつかみあげる手技です。筋組織などをもちあげ、時間をおき、ゆるめて元に戻します。
3.按法(あんぽう)
按とは字の如く、按摩の按であり、圧抑するという意味です。すなわち、各 部位に力を入れて押さえる手技です。 圧力の深さは、浅い時は皮肉に、深い時には骨格・関節・臓腑にまで及びます。按法は全身各部位または殆どの疾患に適用することができます。
4.摩法(まほう)
摩法とは、やはり按摩の摩で、掌や指などで各 部位を摩擦する手技です。皮膚表面を回しながら撫でるように摩擦します。 30〜60回/分、から100〜200回/分ぐらいの速度で行います。損傷性胸脇痛・便秘・下痢などの施術に適用されます。
5.揉法(じゅうほう)
揉法とは、拇指球・掌などで 各部位の皮下組織を揉む手技です。 揉法の刺激は緩やかで、全身各部位に適用することができます。
6.点法(てんほう)
点法とは、「 指針法」ともいわれ、 指で 経穴などの各部位を深く圧する手技です。点法は適用範囲が広く、神経痛・関節痛・筋肉痛・胃痛などの施術にも適用します。
7.圧法(あっぽう)
圧法とは、各部位を力を入れて圧する手技です。按法とよく似ていますが、圧力の強さは按法より強めです。脊柱・四肢部などに用い、脊椎炎・肩凝り・腰痛などの施術で適用されます。
8.捏法(ねつほう)
捏法とは、指で経穴や各部位の皮膚・筋肉をつまむ手技です。拿法と似ていますが、力が比較的弱いのが特徴です。そのため全身に用いられ、肩凝り・神経痛・栄養不良などに適用されます。
9.擦法(さっぽう)
擦法とは、掌や指などで各 部位 を摩擦する手技です。摩法がゆるやかな摩擦だったのに対し、擦法は掌を往復させて皮膚をこするように摩擦していきます。擦法は全身各部位に用いられ、神経痛・冷え症・筋肉痙攣・軟部組織損傷などに適用されます。
10.搓法(さほう)
搓法とは、両手掌を向かい合わせて四肢や肩などの両側を挟み、こすり揉む手技です。主に肩・上肢・脇部に用いられ、肩部や上肢部軟部組織損傷・高血圧症などに適用されます。
11.滾法(こんぽう)
こん法とは、簡単に言えば、マッサージチェアでいうところのローリングを行なう手技です。約120〜160回/分の割合で手首等を滑車のように転がします。経筋の緩和にアプローチいたします。
12.抖法(とうほう)
抖法とは、四肢を小さく素速く揺り動かす手技です。四肢の末端を握り、柔らかい力で肢体を連続的に振り動かします。四肢関節活動機能障害などに適用されます。
13.振法(しんぽう)
振法とは、各 部位に指・掌などをしっかりと押しつけ、細かく、連続的に振動する手技です。振顫する頻度は約10Hzに達することが必要であると言われています。
14.揺法(ようほう)
揺法とは、各部位を大幅で緩慢に揺り動かす手技です。各関節の活動機能障害の予防・治療に適用され、関節癒着・拘縮などにアプローチいたします。
15.抜伸法(ばっしんぽう)
抜伸法とは、各部位の一端を固定しながら、ほかの一端を牽引・伸展する手技です。関節の可動域を広げることができるため、脊柱・四肢部諸関節に適用し、骨折・脱臼・軟部組織損傷・関節拘縮などにアプローチいたします。 |